【新唐人2014年1月22日付ニュース】第2次世界大戦に従軍した、小野田寬郎(おのだ ひろお)さんが91歳で亡くなりました。指揮官の命令を守り、この戦争が終わってから、およそ30年近くもの間、1人でジャングルに閉じこもっていた兵士として有名です。
元陸軍少尉、小野田寬郎さんが東京のある病院で、肺炎による合併症で亡くなりました。
1944年、当時22歳だった小野田さんは、フィリピンのルバング島でのゲリラ戦でジャングルに撤退する際、指揮官から「自殺や投降はするな。この命令は自分以外、誰も取り消せない」と言われました。
小野田さんはこの命令をおよそ30年近く守りました。1945年に米軍の戦争終結のビラを見たものの、それは米軍の策略だと考え、74年、指揮官から直接、投降命令を受けるまで、ジャングルから出ませんでした。
1996年、小野田さんはフィリピンを再び訪れ、地元の学校に1万ドル寄付しました。ただ今もなお、市民の抗議に遭っているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/01/17/atext1046157.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)